国民年金基金とは
老後の生活が不安になったりして国民年金の事を知ろうと調べてみると「国民年金基金」という言葉に出会います。
国民年金に「基金」という言葉が足されているだけなので、国民年金の正式名称かと勘違いしてしまいそうですが、国民年金とは違うものなのです。
国民年金基金とは
国民年金基金とは、平成3年4月に創設された国民年金法の規定に基づく公的な年金の事です。国民年金とセットで自営業者など第一号被保険者の老後の所得保障の役割を担うものです。
なぜ国民年金基金ができたのか
会社員は厚生年金、公務員は共済年金と給与所得者は老後には国民年金に上乗せして、それぞれの加入している年金が支給されます。一方、自営業者は国民年金のみの支給しかありませんので、老後に受け取る年金額に大きな差が生じます。
この年金額の差を解消するための自営業者などの上乗せ年金を求める強い要望のもと創設されたのです。一般的に会社員や公務員は「2階建て」、自営業者は国民年金のみの「1階建て」と言われますが、実は自営業者も国民年金基金によって「2階建て」にする事が可能なのです。
国民年金基金の重要性
平成25年の家計調査によると高齢者夫婦の世帯は月額約27万円の生活費がかかるというデータがでています。しかし、国民年金を満額支給されたとしても夫婦で13万円しかありません。収入源が国民年金しかない場合、厳しい生活が予想されますね。
余裕のある老後を送るために「国民年金基金」への加入も選択肢の一つだという事ですね。
ここではそんな国民年金基金についての情報をまとめていますので参考にしてください。