高齢者の年金格差について

高齢者 年金格差

「年金格差」といえば、現在受給している年配者と、現在働いている若者との間の世代間格差がよく語られる事が多いですが、ここでは同じ高齢者の間に生まれる年金格差について考えてみたいと思います。

 

私は職業柄、多くの高齢者と出会います。ある老夫婦は海外旅行に行き、趣味に没頭したりして悠々自適に暮らしています。

 

その一方、ある夫婦は、ご主人は警備員、奥さんはスーパーの商品陳列のパートにでて、生活に余裕のない状況です。そんな対照的な夫婦を見て、いつも感じていたのが同じ高齢者なのに貧富の差がある事に疑問を抱いていました。

 

しかし、年金のシステムを勉強する事によって疑問は解消されていきました。

 

年金生活に余裕の感じられる高齢者

 

終身雇用制が当たり前だった時代に企業に定年までみっちりと勤め続けた人。

 

まとまった退職金が支給されたうえ、国民年金、厚生年金などの公的年金に加え、企業年金や個人年金などの私的年金も支給されているため、現役世代の年収よりも多い年収を得ている人も多い。

 

年金生活に余裕の感じられない人

 

会社勤めではなく自営業をしてきた人。もらえる年金は国民年金のみである。また自営業も時代にマッチしなくなったため廃業している人が多い。
廃業している人は国民年金だけで生活費が足りないのでパートなどで生活費を稼ぐしかない。

 

もちろん自営業者でも一財産を築いたり、事業を続けて収入を得ている人も大勢いますので自営業者が駄目だというわけではありません。私自身も自営業になるので、老後は国民年金しかもらえない立場ですので、老後までにしっかりとした人生設計を立てて生活していこうと思います。


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個人でまとめたサイトですので、情報も古くなっていることもありますので、年金のことで分からないことがありましたら、日本年金機構で必ず確認して下さい。
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