国民年金 未納の実態

国民年金 未納

国民年金の保険料納付率はここ数年、6割前後で推移しています。
この数字を見てあなたはどのように感じますか。

 

私は国民年金を納めているので「半分近くも納めていないのか!」と驚きました。
逆に国民年金を未納にしている人から見れば「2人に1人は仲間なんだ。」と安心できる情報かもしれません。

 

しかし、勘違いしていけないのは、あくまでも国民年金に限った数字なのです。日本国民の多くは、会社勤めをするサラリーマンです。会社勤めをしていれば社会保険料という名目で厚生年金が給料から天引きされます。公務員も同様に共済年金を天引きされます。

 

国民年金だけで見れば納付率は6割ですが、公的年金全体で見た場合は納付率は95パーセントまで上がります。

 

つまり国民年金だけを見れば2人に1人だった未納者が、全体で見た場合は20人に1人になってしまうのです。

 

若い人の中には「半分も払ってないのだから、自分も払わない」という考えのもと未納状態にしている人も多いです。しかし、分母を変えてみると「2分の1」が「20分の1」になってしまうのです。

 

もし未納状態のまま、年金受給資格を得る事ができなければ、老後には自分の周りのほとんどが年金を受給しているのに自分だけ受給できないという状況も考えられます。

 

メディアでは「未納、未納」と騒ぐ事もしばしばありますが、冷静にその数字の奥を分析する事が必要ですね。


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個人でまとめたサイトですので、情報も古くなっていることもありますので、年金のことで分からないことがありましたら、日本年金機構で必ず確認して下さい。
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