国民年金と生活保護の比較

「老後には生活保護をもらった方が得だから年金は払わない。」
という考えをお持ちの方も結構いるようです。

 

この考え方は正論といえば正論なのです。

 

既に広く知れ渡っていますが、国民年金を40年間払い続けて満額支給を受けても、生活保護費の支給額より少ないのです。

 

真面目に40年間、年金の保険料を払い続けても、1回も保険料を納めた事のない人の方が支給額が多いという「逆転現象」が実際に起こっているのです。

 

「逆転現象」と言ってもわずかな差ならまだしも、そこには圧倒的な差があるのです。年金の場合、40年間払い続けて満額の支給を受けても月に約6万5000円、夫婦の場合約13万円という事になる。

 

一方、生活保護費は地域によって異なるが都心の場合、夫婦で約18万円の支給があるのです。金額だけでも生活保護費の方が多いのに生活保護者には税金が免除される上、医療費や介護費なども無料という特典までついてくるのです。

 

ここまでの説明だと、年金の保険料を納めるのが馬鹿馬鹿しいですよね。私も最初はそう考えましたが、今でも年金保険料を納めています。

 

私が年金保険料を納める理由

 

年金の支給があっても生活保護はもらえる

 

まず一番勘違いしやすいのが、年金の支給がある人は生活保護費をもらえないわけではないのです。つまり老後の収入源を年金か生活保護費のどちらかを選択する必要はないのです。生活保護費を申請するには、年金を支給していても「生活保護基準額」を下回っていれば申請できるのです。

 

生活保護が今のままだとは思えない

 

生活保護に関しては不正受給や年金との逆転現象など様々な問題がクローズアップされています。とても数十年後に今の制度がそのままとは考えにくいです。

 

基準が厳しくなったり、支給額も減ったり、制度自体がなくなる可能性も0ではありません。支給額が少なくても確実な収入源は確保しといた方が良いと思います。

 

生活保護費は最後のセーフティネット

 

若いころから生活保護費をもらう事とした人生設計では人生の面白みが何もありませんよね。あくまでも生活保護は最後のセーフティネットと考えた方が良いでしょう。

 

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個人でまとめたサイトですので、情報も古くなっていることもありますので、年金のことで分からないことがありましたら、日本年金機構で必ず確認して下さい。
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